底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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いなくなって初めて分かるありがたさ

こんにちは。

 

あのですね。

ついにですね。

うちのところにも出たんですよ。

あのこから始まるやつがですね。

 

石川県では去年辺りから

福祉施設などを対象に、

無料のPCR検査を定期的に

やるという事業をやっています。

クラスターの発生を未然に食い止めるため)

 

ひと月に2回ずつぐらいに分けて

やるというのを今もずっとやってます。

 

毎回、職員全員が陰性だったんですけど、

ついに出てしまったんです。

 

うちのところで出たのは、

厨房の職員が一人だけでした。

発熱して検査したところ

引っかかったそうです。

その他の職員全員に急遽、

PCR検査をしましたが、

追加で出ることはありませんでした。

 

ですが、発生してしまったので

クラスターの防止のため、

厨房の職員は全て

出勤停止状態となってしまいました。

 

介護の職員で出た時とか

家族が濃厚接触者になった時

などに対応したマニュアルは

作ってあったのですが、

厨房がダメになってしまう

ケースは想定してませんでした。

 

何十人もいる入居者の

ご飯などを用意する必要がありますが、

作る人が誰もいないのです。

 

サー。困った困ったってなりまして。

 

それで急遽、お弁当を

調達することになりました。

でも、それだけでは問題が解決しません。

 

介護を必要とする方には、

普通の状態のご飯では

食べれない方もいるからです。

ミキサー食と言って、

液体状のものしか食べれない方

などがいるのです。

そういう方は普通の弁当を

食べることが出来ません。

 

厨房にはミキサー状にする

機械なんかがありましたが、

僕らは厨房の職員ではないので、

それらを使って調理する

方法が分かりません。

なので、用意することが出来ないのです。

 

だからと言って、何も食べさせない

ということは出来ません。

 

なので、プリンなど

食べれそうなものを用意する

という形になりました。

 

それで、全て問題解決にはなりません。

 

ミキサー食でなくても、

普通の状態のものは食べれない

方もいます。

小さくカットしないといけない

方もいるのです。

 

そういった方向けに、

買ってきた弁当を

一つずつ中を開けて、

小さくカットしたりしないと

いけません。

 

認知症の方もいますので、

誤って食べてしまいそうな

食べれないものなどを

除かないといけません。

(ソースの入れ物とか、

アルミのフィルムとか)

 

さらに、アレルギーの方もいますので、

油とか魚介類とかが

食べれない方は

それも除かないといけません。

 

コロナ禍で忙しい

業務の合間でそれらを

やらないといけません。

 

まあ、なんとか

介護の職員が少しいたので

まあなんとかなりましたが、

普段は特に感じなかった

厨房の大変さを痛感しました。

つくづくありがたみを

感じた次第です。