底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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価値観に合ったものを選ぼう

こんにちは。

 

今年の1月1日に令和6年能登半島地震が起きました。

このような災害でもそうですが、

先のことは何が起こるか分からないと良く言われます。

なので、備えれるうちに備えておこうよ。

というお話を今回はしたいと思います。

 

www.421miyako.com

 

自分の親がいつ何時、介護が必要な状態になるか

というのは全く予想が出来ないものであります。

 

昨日までは元気だったのに・・。

というケースも介護の世界では良くあることなのです。

 

僕の施設にもとある女性の方がいました。

その方は施設に入ってはいましたが、

自分のことは大抵なんでも自分で出来る状態の方でした。

綺麗好きというのもあって、

毎日、廊下を箒で掃除したりしていました。

そんなある日です。

その方が突然、倒れたのです。

脳梗塞を発症したのです。

なんとか一命は取り止めましたが、

身体の状態は一気に様変わりしてしまいました。

自分で身体を動かせない状態になり、

全ての動作に介助が必要な状態になりました。

移動も一人では全く出来ず、車椅子になりました。

言葉も喋れない状態になりました。

時折、大声で声にならない叫び声をあげる

しか出来ないぐらいな状態でした。

 

元気に廊下を掃除していたりしていた

姿を見ていた身としては、

大きく様変わりしてしまった状態にショックでした。

時折、あげている叫び声が

"こんな風になってしまうなんて"みたいな

心から泣き叫んでいるような感じを感じてしまう

ような思いでした。

 

こういうケースなどを間近で見ている身としては、

自分の将来について考えてしまう時があります。

(これって介護士のあるあるかもしれません。)

 

なんで、何が起こるか分からない将来のために

備えれる時のうちに備えておくことが

とても大切になってきます。

 

介護が必要な状態になった時に

どこで要介護者を看るかというのは

とても難しい問題でもあります。

 

介護施設に入れるのに

抵抗がある方もいるかもしれませんが、

認知症が酷くなると

徘徊(はいかい)と言って

小さい子供のようにちょっとでも目を離した隙に

どこかに行ってしまうことがよくあります。

(今の時代ではこの言葉は

使わない方がいい言葉となっているので、

別の言葉に置き換えるべきとされています。)

 

そうなってしまうと最悪、行方不明状態になり

そのまま気付いた時には後の祭りとなってしまう

ことも今ではよく起こっています。

 

そういう状態になってしまうと

24時間365日片時も目を離さずにいることは

不可能ですので、介護施設の方に

入れざるを得ない状態になります。

 

では、具体的にどのレベルになったら

介護施設に入れた方がいいのか?

という点については

これはもう個人の価値観によって

変わってくる問題なので、

一概に答えを出すことは出来ません。

参考までに僕ならば、

ご飯を介助させないと一人で食べれない

状態になったりとか、

介助しても一人で立つことが難しい状態となったり

(または身体が重くてとかで介助がしんどくなってきたとき)

した時などがタイミングだと思っています。

 

そんなこんなでそろそろきついなあ

ってなった時に介護施設を検討する時に、

どこを選べばいいかという問題に

なってくるかと思います。

 

上記の記事にもあるように

一口に介護施設と言ってもいろんな種類があります。

その施設ごとに全然違ってくると思ってください。

地方の方言ぐらい変わってきます。

なんで、介護士であっても、

種類が違う介護施設になると

全然分からないということは

良くある状態になってます。

(実際に僕も全部の違いを細かく説明して

と言われると完璧に言える自信はあんまりないです。)

 

なので、こういうものをお勧めします。

https://www.minnanokaigo.com/booklet/

 

最近、テレビでよくCMされている

"みんなの介護"  というところでは、

老人ホームの選び方を解説してくれる本を

無料で配ってくれるみたいです。

 

 

このように分かりやすく説明してくれているらしいですよ。

 

みんなの介護を運営している会社って、

あの KADOKAWA グループに入ってたんですね。

そういうのもあって、

介護施設を探すサイトとしてはNO.1 になってますが、

僕が見たところでは

僕の地元では情報がほとんど載っていない施設も

そこそこあったりするし、

載っている情報もいつのものか

分からない状態になっているので、

サイトを利用する際は、その点をご注意ください。

ネットで介護施設の公式サイトを調べる

という方法を僕はお勧めします。

地元にある介護施設Google Maps なんかで

簡単に探すことも出来ますし。

 

ただ、上記で紹介した老人ホームの選び方を

解説している本はとても分かりやすく

正しい情報が書かれているので、

将来のためにも持っておいた方がいいかもしれません。

 

介護施設にはいくつか種類がありますが、

基本的には特別養護老人ホーム

(略して特養(とくよう))か、

介護付き有料老人ホーム

(略し方は好きに決めてください)

のどちらかから選ぶことになります。

(介護度が重くなってもずっと入っていられるところは

この二つだけなので)

 

そして、この二つの中から選ぶ方法は

もっとシンプルです。

お金に余裕がなければ特養、

お金に余裕があるなら介護付き有料老人ホームです。

 

介護付き有料老人ホームは

入る際に一時金が必要です。

20~30万円ぐらいが相場です。

(高いところだと100万とか1000万とかもあります。)

それとほぼ同じぐらいの金額が月額でかかります。

この基準をクリア出来るならば

介護付き有料老人ホームを選んでください。

クリア出来ないならば特養を選んでください。

 

お金はかかりますが、

お金さえ払えば質の高いサービスを受けれます。

それが介護付き有料老人ホームです。

 

そうやって、どの種類の介護施設にするか選べたと思うんで、

最後にはこの動画にもあるように

価値観に合ったところかどうか

というのを実際に見学に行って確かめてから

決めるようにしてください。