底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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正しさは変わってくる。

こんにちは。

 

今日で、色々とあった2024年の1月が終わりますが、

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

この1ヶ月の間に色々とありましたね。

 

X ( 旧 Twitter ) でもいろんな話題で

いろんな意見を言う人が色々といますが、

何が正しいかなんか人やケースによって

変わってくることがあるよね。

と言うお話を今日はします。

 

www.421miyako.com

 

僕は介護施設に入ってから

10年くらい経つわけなんですが、

恥ずかしながら未だにこの褥瘡と言う字を

漢字で書けないんですよね。

それくらいこの問題って難しい問題なんですよ。

 

もちろん、読むことは出来るんですけど、

普段はパソコンで入力しているんで、

手で書くと言う機会がまあないんですよね。

なんで未だにどうしても覚えきれていないんですよね。

 

そんな褥瘡と言うのは

床ずれとも言います。

ずっとベッドや布団に寝っ転がっていると

身体の一部に体圧がかかり過ぎちゃって、

皮膚がダメになって、

悪化すると骨が見えるような状態になったりします。

 

初めてガチもんのやつを見ると、

うわーと声に出しちゃうくらい

酷い状態になっちゃいます。

(未だに酷いものを見るとそうなっちゃいますね)

 

一度、そういう状態になってしまうと、

なかなか治りにくいのが特徴です。

状態が良くなったり悪くなったりを繰り返したりするので、

長い戦いになったりすることが多々あります。

 

これを予防するために必要なことが、

体位変換または体位交換(略して体交(たいこう))

と言う対応です。

 

簡単に言うと、身体を左にやったり

右にやったりして体位を分散させると言う方法です。

褥瘡になってしまった時も、

基本的にはこれをやり続けるしかありません。

後は、薬を塗ったりして悪化させないようにするだけ。

 

体交は大体2時間ごとおきにやる

と言うルールでやっているところが

介護施設では多いのではないでしょうか。

そう言うガイドラインがあるそうですが、

きちんとしたエビデンスはないそうです。

多だし、最大でも4時間以内にはやらないといけない

と言うエビデンスはあるそうです。

 

今回のケースではまずは圧迫骨折で

動けなくなったという状態でした。

 

圧迫骨折では、コルセットをつける

などの対応をすることがあります。

その状態で動くことは可能ですが、

激しい運動や負荷がかかる運動などは

しばらくは控えないといけません。

 

最初の方は痛みの程度などを

観察しながら無理せずに

動ける範囲内で動いてもらう。

次第に時間が経ってきたら、(安静期間が過ぎたら)

リハビリも兼ねて少しずつ元の状態に戻していく。

という感じでうちではやっています。

 

痛みを訴えているからと言って、

動かないでいると筋力が低下するため、

安静期間が過ぎた後は動いた方がいいです。

 

しかし、痛みがある場合は

注意が必要は時もあります。

それが転倒した場合です。

 

転倒した際に痛みを訴えている場合には、

(転倒する以前より訴えていた場合を除く)

動かさないで救急車を呼ぶ。

これが介護の世界ではルールとなっています。

 

特に頭を打っていたりしていた場合には、

下手に動かすと脳内出血したりする危険性があるため

動かしてはいけないのです。

頭を打っていない場合でも、

複雑骨折している場合などもあります。

そう言った場合などもレントゲンを撮って、

きちんと医者の診断を受けないと

動かしていいかどうかを判断しては

いけないことになっています。

(状態が悪化する可能性があるため)

 

そう言った場合では、

体交を優しく行う必要があります。

動かすとしてもほんのちょっとだけ

という感じに留めておくという方法を

取ったりすることがあります。

そうすると褥瘡になるリスクが上がると

危惧されると思いますが、

褥瘡を予防する方法は、

体交だけではありません。

(もちろん一番の方法は体交ですが)

 

それが、エアマットというものを使う

という方法です。

(またはそれに相当する低圧のマットレスを使う)

これを使うことで体圧が分散されやすくなり、

褥瘡になりにくくなります。

(褥瘡になってしまった場合にも

治りやすくするという効果があります。)

 

また、クッションを使うことが多いです。

体交では身体を左や右に傾けるんですけど、

その体勢を維持するのって難しいですよね。

維持しないと効果がないんですが。

そのため、使用するのがクッションです。

三角クッション(三角形になっているクッション)

抱き枕みたいな長い円柱の枕(クッション)など。

ネットなどで売っているので見てみてください。

 

www.jspu.org

 

このように曲がった足の下に

クッションを入れたりして、

体勢を整えます。

 

その人の体にあった状態に

する必要があります。

このようにクッションなどで

体勢を整えたりすることを

ポジショニングと言います。

詳しい方法などはポジショニングで

調べてみてください。

 

まあ、調べてみてもよくわからないことが

多々あるかと思います。

僕らだって、看護師の指示を仰いだりして

やっていることなので。

専門的な知識がないと

なかなか難しい話になります。

なんでここら辺はかかりつけ医や

ケアマネさんに相談してみましょう。

 

病院に行けば機能訓練士という方がいます。

この方はリハビリに特化した方です。

なんで、この方に聞くとよりいいでしょう。

そのためには彼らがいるリハビリ科を受診しましょう。

 

上記の女医さんのように、

ちょっとあれ?と思うようなことがあったりした場合には、

気軽にセカンドオピニオン

活用してみましょう。

 

お医者さんをチェンジする

というのがセカンドオピニオンです。

他で見てもらいたいから

紹介状を書いて欲しいとお医者さんに告げましょう。

そうして書いてもらった紹介状を持参して

他のいいところのお医者さんに行くのが

セカンドオピニオンです。

誰でも行使出来る権利です。

気兼ねなく行使したい時に行使しましょう。

ほぼ断られることはないので、安心して行使しましょう。

(もし断わられたらそれはそれでやばいので

変えた方がいいですが)

 

今回のケースでは転倒してから

すぐに入院することが出来ませんでした。

ですが、状況から見て

すぐに入院した方がいいレベルでしたので、

そういう時には強めに入院させてくれ、

出来ないならば他のところを紹介してくれって

主張してみるのもいいかもしれません。