底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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的確な判断が命を救う

こんにちは。

 

4月になりました。

新年度が始まる月になりましたね。

 

今年は、うちの介護施設

何年かぶりの新入社員が

入社してきました。

その人を以下Aくんと表します。

 

Aくんはなんと高校を卒業して、

そのままうちに入社してきたそうです。

Aくんはまだ介護の世界は未経験だと言うことです。

 

Aくんが入社してきて、

彼に新人教育をしていくことになったそうです。

それで、まずは事務系とかの

オリエンテーションみたいな感じなやつがありまして、

そこで担当になった事務の方が

色々と説明をしたりしていたそうです。

 

それで、ふとした時間の合間に

彼に話題を振ってみたそうです。

普段はどんな音楽を聴いているのか?と。

そしたら、Aくんは " ボカロ"  と答えたそうです。

いやあ、今の若者らしい答えですよね。

ですが、残念ながら話を振った方には伝わず、

”なにそれ?民族系のやつ?”と聴いたら

ポカンとしていたそうです。

家に帰って旦那さんに報告してみたら、

"そんなことも知らんのか"と、

ボカロについて熱く語り始められたそうです。

 

そんなこんなで、今回のお話はこちら。

habit884.hatenablog.com

 

"管理者" と言うのをどの方のことについて

指しているのかはわかりませんけれど、

恐らく一般的に、介護施設では施設長のことを

指していることかと思います。

 

利用者さんの容態が悪化した際に、

緊急搬送等を行うかどうかを

その施設長という役割の人が指示を出すことが

よくあることなんでしょうか。

皆さんのところではどうでしょうか。

僕の認識では施設に在籍している看護師が

その判断を行うことが一般的だと認識しています。

 

基本的に施設長と言う役職についている方は

看護師のような医療の知識があったりする方では

ないことが多いため、

そのような方がそのような判断を行うのは

あまりよろしくないことかと思います。

俗に餅は餅屋と言う言葉もあるように、

専門的なことは専門的な方達に

お任せした方がよろしいことかと存じます。

 

といっても、いざ夜間帯になると

看護師が家に帰っていないと言うところも

結構あったりします。

うちのところもそうです。

そういう場合でも緊急的な判断を

要することが起こらないと言う

保証はどこにもありません。

 

そのため、そういった万が一の時に備えて

最低限の知識は持っておいた方が

いろんな場面で役に立ちます。

 

そのうちの一つに

"FAST"  と言うものがあります。

 

このFAST と言うのは

Face 、 Arm 、 Speech 、Time の

それぞれの頭文字からきています。

これは脳卒中のサインを表しています。

 

www.jsa-web.org

 

・Face

 

顔面に麻痺が見れることがあるため、

顔面の一部などがだらんと下がったりしていて

力が入っていないような状態になっていないかどうか。

 

・Arm

 

腕を体から垂直に前に出して90度の状態で

高さを維持していられるかどうか。

力が入らずだらんと腕が落ちることがないかどうか。

 

・Speech

 

言葉を発してもらった際に、

上手く呂律が回っていないことがあるかどうか

または言葉が出なかったりしないかどうか。

こちらの言っていることが理解出来ているかどうか。

 

これらの症状が一つでもあれば、

脳卒中を起こしている疑いがあります。

そうなれば、Time をかけずに

すぐに救急搬送を行なってください。

 

これが、FAST です。

 

FAS だけでいいような気はしますけど、

きっと覚えやすいようにFAST にしているのでしょう。

 

他にもこういった時には

こう言ったサインがあるよ

と言うものが色々とありますので、

気になる方は調べてみてください。

それでは、また。