底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

カブッキーランドのこどおじ介護士カイトキュンのライフハックブログ

底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

小さな変化にも気付ける大切さ

こんにちは。

 

何気なく見たニュースで、お互いが喧嘩していた。

今までどんなに対話しても、それぞれの主張は変わらない。

 

米中の対立、いい加減にして欲しいよね。

ということで、

https://donkey-danke.hatenablog.com/entry/2019/05/19/091250

 

今回は、こちらの話題についてです。

 

上記の記事を読んでいろいろと書きたいことがあるので、

数回に分けてお送りしたいと思います。

初回は、高齢者の容態の変化について。

 

僕らでも、体調が悪い時ってありますよね。

二日酔いとかを除いてもです。

"年を取ると疲れが取れにくくなる。"  と言いませんか?

僕ももうすぐで三十路ですが、

最近はそれを痛感するようになりました。

まだまだ若者が何言ってるんだ。と言われそうですが。

旅行とかイベントとかで溜まった身体の疲れが、

翌日以降に出て来るようになりました。

十分に睡眠しているのです。

寝るまでは特にそういった症状は出て来ないんです。

寝て起きて、しばらくしてから疲れが現れ出すんです。

年を取るってそういうことなんです。

 

日によって調子がいい日もあれば、ダメな日もある。

誰だってありますよね。

高齢者にとってもそれは例外ではありません。

むしろ、変化のスパンがより短くなります。

一瞬のうちに状態は変化してしまいます。

変化している様子が分かればいいのですが、

気付かないうちに変化していて、

気付いた時にはもう手遅れだったということもあります。

 

僕の祖父の話をします。

祖父は、僕の家の1階にある和室にいました。

和室にあるベッドで過ごしていました。

12月下旬のとある日の夜です。

年末ということで、ゴールデンタイムのテレビでは

特番ばかりやっていました。

とあるお笑いの特番を僕ら(僕と弟と妹)は見ていました。

番組が終わったのが、午後9時前でした。

ふと、妹が和室の方へ行きました。

祖父の様子が変だと慌てて駆け込んで来ました。

呼び掛けにも全く反応がない状態です。

すぐに救急車を要請しました。

家にあった血圧計で測定しようとしましたが、

エラーで測定出来ません。

救急車が到着して、病院に搬送されました。

両親が付き添っていったため、

家に僕ら子供だけが取り残されました。

重苦しい空気が漂っています。

"もっと早く見つければよかった。"

と妹は言いました。

"まだ分からんぞ" と望みは捨てないように言いましたが、

内心はもう手遅れだと悟っていました。

到着した救急隊が AED を使用したけど、

AED が動作しなかったこと。

(処置出来る状態ではないというメッセージが流れた)

救急隊が心臓マッサージを行わなかったこと。

それらのことを踏まえると、

もう既に手遅れの状態だったということだろう。

祖父はそのまま旅立った。

 

葬式を終えて、頂いた香典を集計しながら年を越すことになった。

一番、酷い年越しとなった。

未だに年末になるとたまに思い出す。

この時期に祖父が死んだということを。

 

エミコさんは、酸素濃度が低下したとのこと。

これは、SPO2 と言われる血中の酸素濃度のこと。

専用の測定器に指を入れる。そうすると、すぐに測定出来る。

https://www.konicaminolta.com/jp-ja/runpro/running/sports_safety/006.html

僕ら一般人では、97〜100%ぐらいあるのが正常だ。

これが 90% を切るようなことになれば、

命に関わるとても深刻な状態だ。

 

"いつもとちょっと何かが違う。"

そう感じ取れたのは凄くでかい。

その人をいつもよく見ていないと感じ取れない。

それが君にも出来ていたということは凄いこと。

小さい変化にも気付くこと。

日々の仕事の忙しさなどに気を取られて、

見過ごしてしまわないようにしないといけない。

 

高齢者に限った話ではない。

生きていく中で、誰かと接する機会は山ほどあるはずだ。

友達、職場の人、クラスメイト、家族など。

いつもと変らない様子。

本当にそうだろうか?

何か見落としていないかな?

もしかしたら、そこに小さな変化が隠れているかもしれない。

誰かを助けることが出来るかもしれない。