こんにちは。
関西電力のニュースが話題になっていますね。
金品を受領していたと。
時代劇でしか見たことがないような光景が、
未だに繰り広げられていたとは。
と思った方も多いのではないでしょうか?
でも、未だにそういった文化って一部で残っているんですよ。
インドの一部で未だにカースト制度が残っているように。
介護の世界では、金品よりも菓子類がメジャーなんです。
家族様が職員に "お世話になっているお礼に” と菓子類を贈ることもありますが、
これらはお歳暮みたいなやつ感覚ですね。
職員の皆さんを対象に贈ることがほとんどです。
特定の職員一人だけだと問題になるかもしれませんが、
そういった事例は見たことないはないです。
問題になってくるのが、高齢者からの贈り物。
特定の職員や誰これ構わずに菓子類をあげることがよくあります。
大阪のおばちゃんが飴をあげる感覚で。
金品でないからと言って、受け取っていいことにはなりません。
受け取りNGなのが基本的なルールです。
受け取れない旨を伝えても、相手は引いてくれません。
意地になって渡して来ます。無理やりです。
誰も見ていないし、しつこいから仕方ないや。
と受け取ったとします。
すると、誰々さんは受け取ったのにと
他の職員にも更に強引に渡してくるようになります。
そうなってくると、他の人まで菓子類を
贈らないといけない環境になってしまいます。
賄賂が蔓延るわけですね。
そうなると、もうコントロールが効かなくなります。
贈り合い合戦になり、ヒートアップしてしまいます。
泉佐野市だけの話ではなくなり、
ふるさと納税全体の問題になるわけですよ。
今はもうそんな時代じゃない。
今はなんでも受け取ったらダメな時代になった。
と相手を説得しても、相手は納得してくれません。
問題ない環境で生きてきたのですから。
介護業界で働く皆さんは、この呪縛にどう対応していますか?