底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

カブッキーランドのこどおじ介護士カイトキュンのライフハックブログ

底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

月収15万円だった現役社会人の僕が投資10万円で幸せになった意識高い系の働き方

どうもカイトキュンです。

今回は 2/2 に開設1周年を迎えた自身初のサブブログの

過去記事

 

carewarker-diary.hatenablog.com

 

の続きの深イイ話をたんたんと書いていきます。

過去記事を読んでいない方は、

過去記事の方を先に読んでもらえると嬉しいです。

既に見た方は以下に話の続きを書きますので、

もし良かったら読んでみて下さい。

 

皆さんはじめまして。

カイトキュンことかいちくんと申します。

この記事を読んで頂きありがとうございます。

「早く続きを書け。」と思う方も多いと思いますので、

茶番はここまでとさせてください。

 

とある介護付き有料老人ホームにて

働くことになったカイトキュンですが、

資格は何も持っていませんでした。

厳密に言うと、持ってはいたよ。

国家資格をいくつか。

でも、それらは介護とは全く関係ないものばかり。

介護関係の資格は何も持っていなかったのだ。

無資格の状態でも就職出来るところもあるが、

基本的には、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)

と言う資格を取っていないと就職出来ない。

僕のところもそうだった。

それなのに何故就職出来たのか?

それは、コネだからだ。

僕の知人の知人がそこの施設長の知人だったのだ。

田舎だったから、そこまで広い範囲でもいけたのだろう。

なので、皆さんは期待しない方がいいだろう。

そうそうこんな荒技を真似出来ないとは思うが。

このコネのおかげでリーマンショック不況から

長引かずに就職出来た。

 

就職出来たと言っても、無資格の状態なので

いきなり本格的な仕事が出来るわけがない。

無資格でも出来る雑務が僕の仕事となった。

ベッドのシーツを換えたり、掃除をしたり、

洗濯、食器洗い、話し相手になったりといった感じだ。

 

僕が働き出してから、職場内での評価は好評だった。

カイトキュンがいたら、助かる(楽になる)と。

僕の施設は、3階建の建物になっている。

それぞれに入居者がいる。

主に、1階と2階で働いていた。

その日ごとに働くフロアが変わった。

どこでも好評だった。

 

高校を卒業してから1年経っていないと言う若さもあって、

女性の入居者から喜ばれることもあった。

(ブサメン根暗陰キャでも)

話し相手になると言っても、

ガチのコミュ障には辛い仕事だ。

でも、大丈夫だ。

相手は高齢者なので、話を聞くだけでも

そこそこの効果がある。

適当に相槌を打って、聞き手に徹するだけでもいい。

そうやって乗り越えて来たし、

未だにそれで乗り越えている。

周りから見れば意識低いだろうが、

コミュ障だと言うことを踏まえれば、意識高い方だろう。

吃音だし、声量が小さいので、

通じないことも多々ある。

そういった時は、諦めるか筆談で乗り越える。

(仕事中は、メモを取ったりするのが必須なので

 僕らはいつも仕事中はメモ用紙とペンを携帯している。)

なので、誰でも読めるような字を書くようにしようね。

手書きで書かないといけない書類とかもあるから。

(報告書など)

別に綺麗じゃなくてもいいんやで。読めればいいんや。

女性の職員の中には、字を見ただけで

誰が書いたか分かるやつもいる。

 

こうして仕事をこなしていたのだが、

問題にぶつかる時もある。

職員が他の入居者などの対応に追われ、

その場に僕しか職員がいない時が多々ある。

そういった時に、介助が必要な方が勝手に動き出すことがある。

トイレに行きたいなどだ。

そういった時には、職員にすぐに報告するのだが、

今行けないから、待ってもらってて。

となることが多い。

でも、それを説明しても待っててもらえないことが多い。

だって、漏れそうな時に待てって言っても無理な話だよね。

車椅子のブレーキを掛けたりして、

時間稼ぎをするしかないのだが、

どうにかならないかな?と毎回、思っていた。

解決策は一つだけ。

自分でも出来るようになればいい。

つまり、資格を取ればいいと言うことだ。

そこで情報収集に当たる。

すると、とある問題にぶつかる。

www.e-nichii.net

 

約10数万円もかかる。iPhone の最上位モデル並だ。

教育訓練給付制度があるので、後から20%は戻ってくるが、

一旦は払わないといけない。

一括でだ。

そこまで貯金がないカイトキュンには無理なのだ。

会社が出してくれたらいいのにな

と思いつつも、調べてみても職場にそのような制度はないようだ。

どうしようかな?と迷ったカイトキュン。

でも、取りたい。

最悪、こちらで全額出せなくもないが、

感情的には全額出したくない。

せめて、半額だけでも会社に出して貰いたい。

と言うことで、カイトキュンは会社に直談判した。

うちの職場は、年に2回ほどボーナスを貰える。

その時に、職場の上層部の人から直接、

面と向かってもらう。

軽い面談も交えて。

カイトキュンはパートだったが、

フルタイムの勤務だったので、

少額だが、貰えていたのだ。

健康保険や雇用保険、年金にも加入出来ていた。

この辺からも、うちの職場の労働環境は

そこまで悪くないことが分かるだろう。

 

交渉の結果、半額出して貰えることになりました。

後で給料からローン返済することになるが。

そうしてカイトキュンは、

ホームヘルパー2級の資格をゲットした。

何回か講座を受講することで、ゲット出来る。

座学と実演と実習の3種類ある。

 

その後もしばらくは、雑務の仕事をしていた。

しかし、いよいよその時が来る。

職員が何人か辞めて人手不足に陥ったわけだ。

そこで急遽、白羽の矢が立ったのだ。

僕が現場で働くようになる。

職員に教えて貰ったりしながら。

 

そうやって、現場で働くようになってから

数年ぐらい経ったある日、

ケアマネージャーから勧誘を受けた。

介護福祉士の資格を取ってみないかと。

受験資格である、現場での実務年数はクリアしている。

だから、受験することは出来る。

(今では、研修を受講する必要もある)

ただ、国歌資格だから難しい。

実務の試験があるわけだが、

そこをクリアするのが非常に難しいとの情報を

職員から何度か聞いていた。

筆記試験(選択式)もある。

なので、試験を受けていない職員もいる。

そんな中、ケアマネージャーがとある情報をくれた。

実務者研修と言うものを受講すると

その実務試験を免除してもらえると。

必ず、全員通して貰えると。

石川県でもやっているけど、

高いし、審査のハードルが高いから

福井県の方に行けばいいと。

(あくまでケアマネージャーさんの主観です。

 また情報は、当時の状態です。)

 

そして、カイトキュンは実務者研修を受講するに至ります。

福井県まで何回か往復して、受講した結果

全ての受講を完了します。

(最後には、実技テストがあります。

 合格しないと、終了しません。

 合格するまで、やり続けます。)

運よく、最低難易度のやつが来たので一発でクリアしました。

それでも、ミスはしましたが。

 

そうして、介護福祉士の試験を受けることになります。

勉強はあんまりしなかったです。

元々、あんまりするタイプではないので。

カイトキュンって結局、意識高いのか低いのか曖昧ですね。

 

受けた感触としては、合格した感じはなかったんですが、

一発で受かってました。

 

それからまた時が流れて、

気が付いたら10年経ってました。

 

 

以上が、”  月収15万円だった現役社会人の僕が、

介護業界にやって来て、投資10万円で

幸せになった意識高い系の働き方 ”  でした。