底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

Welcome to underground

こんにちは。

 

みんなが年末年始に仕事を休んでいる時に、

自分だけ、これ見よがしにせっせと仕事に励んでいること。

しかも、「この動画って何?」って聞かれた時に、

「ヤバイ奴から教えてもらった。」とか答えたこと。

 

ということで、今回の話題はこちらです。

 

 

この動画のネタにマジレスしたいと思います。

かいちくん、お暇なので。

 

まず、主人公の彼女は転職して介護業界にやってきたとのこと。

OLからの転職だってよ。

女性で転職から介護士になった人って、

どれくらいいるのかな?

割合的には、そこまで多くない印象だけど。

田舎でならば、飲食、スーパー、旅館あたりの

選択肢もあったかもしれないね。

 

家から通える範囲だから助かっているとのこと。

家から通える範囲。

これって、重要な要件の一つだよね。

前にいた職場で、(入社後に)

どうしてうちの会社を選んだの?

と聞かれ、「家から一番近かったから。」

と答えたのを聞いて、

「ほら。やっぱり、最近の子はそうなんだって。」

と言われました。

 

介護付き有料老人ホームが12000、その他にも色々とあるけれど、

施設が全然足りてないのが現状とのこと。

全体から見たらそうなんだけれど、

田舎だと、状況は違ったりするんだよね。

僕らのところでは、逆に施設が飽和状態なんだよね。

次から次へと新しいのが建つ。

今のところ、もう飽和状態になっているところにも。

待機児童の問題と同じように、都会と田舎とで状況は全然違ってくる。

僕らの施設にも、空きがないから都会から来たという方もいる。

これらの問題は東京一極集中を是正すれば、改善するはずだ。

 

ここから、彼女の仕事内容の話に入ります。

まずは、入浴介助でのこと。

機械を使って入浴したりします。

これらの機械の中には、

何百万円とかするお高いものもあるんじゃないかな?

でもこれらの機械を導入しないと、

職員の身体への負担は大きすぎてやっていけない。

人をリフトで吊り上げて入浴させる機械や、

椅子に入ったまま入浴出来るものなど、いくつかの種類がある。

同僚は、ぎっくり腰をやってしまったとのこと。

これは、介護業界の職業病である。

でも、この場合は仕方がなかったのだろうか?

人によっては、重たい人もいることは事実。

だから、腰を守るためにテクニックがいるのだ。

無理に力を込めてやったところで、

介助者だけでなく、要介護者も怪我をしてしまうリスクがある。

ボディメカニクスと呼ばれるテクニックだ。

www.e-nichii.net

 

これは、介護士が最初に学ぶことの一つ。

これをやっても、一人だとヤバイ時もある。

そういった時は、無理せずに二人でやろう。

二人でやる時も、いくつかの方法がある。

それらを正しくやっていれば、ぎっくり腰になるリスクを減らせる。

ある程度、歳を取ってくると

腰痛ベルトを補助として使うとなお、良い。

無理して、一人でやろうとしないこと。

自衛のためでもあり、要介護者を守るためにも。

 

山田さんは、夜勤明けで業務時間が終わっているのにも関わらず、

日誌を書くという仕事が終わっていないから帰れないとのこと。

ここら辺は、施設とかによって変わってきたりする。

IT化が進んでおり、基本的にはパソコン入力だけでOKのところもある。

逆に、いまだにほとんど書類形式でやっているところもある。

僕らのところでは、基本的にはパソコン入力だけになっている。

書かなければいけない書類もあるが、チェック表ぐらいなので、

書くのに、時間はかからない。

パソコン入力の方は、

職員同志で時間を譲り合ったりしながら

なるべく、業務時間内で終わるようにやっている。

ここら辺は、それぞれの施設とかで話し合って

改革とかしていけたらいい。

 

これらの記録をきちんと取って、残すことは法律で決まっている。

(手書きでも、パソコン入力でもOK)

保存期間も決まっている。

職員に取っても、要介護者に取っても、大事なことなのだ。

これをやっておかないと、

法律上では仕事をしていないことになるので。

きちんと、仕事をしましたよ。という証なのだ。

 

主人公は介護師長に呼ばれて、家族様への応対に入る。

師長という役職名から察するに、主人公は病院系の施設かな?

それだと、給料的には良い方になると思うけど。

(個人的な偏見です。)

こういう風に一介護職員が、

直接、家族様へのクレーム対応にあたるのはどうでしょうか?

施設ならケアマネージャーがいるはずですし、

生活相談員という方もいるところが多いです。

彼らが家族様との窓口となっていたりするので、

僕らが、直接応対することはあんまりなかったりします。

介護の方でもやるとしても、

いわゆるトップの方がやることが多いので、

(この動画での介護師長に当たる)

彼らから対応してと言われるのは、完全な丸投げです。

つまり、彼らがブラック上司だからです。

特に応対が難しい方(クレーマー気質な方)へは、

僕ら下っ端の職員が勝手に変な対応をしたりすると、

話が余計にこんがらがるので、

(職員によって、言うことが違ったりすることがないように)

上の人たちに窓口を一本化して、

僕らは応対しないようにしています。

彼らから直接、僕らに来た場合は、

「上に確認してから、返答します。」などとし、

直接、その場では僕らからは返答しないようにしています。

要介護者が被害妄想があったりして、

訴えが正当なものなのか曖昧な場合などは、

特に、信憑性などを検証する必要があるはずです。

ですからなおのこと、その場で対応はしない方が良いです。

僕のところでも、同様なことがありました。

ただ、別のところに問題がありました。

相手となった職員が問題がある方で、

色々と問題を過去にも起こしており、

よく平気で嘘をついたりしたのです。

どちらの訴えも、信憑性が曖昧で

どちらを信用したら良いかと迷ったことがあります。

 

今度は、職員が急遽休むことになったようです。

体調不良などで、急遽そうなることは良くあります。

子供が風邪を引いてしまったなどと言う場合もあります。

そういった場合で、休みなのに出勤しないといけない時もあります。

ですが、上の人が代わりに休みの日を作ってくれたりもします。

人手がなくて、出来ない時も稀にありますが。

僕らのところではそんな感じなんですが、

これって良い方なんですか?

 

次の日になりました。

主人公は、夜勤とのことです。

仕事中に、とある方がベッドから転落してしまったとのこと。

動画にベッドの絵が出てきていますが、

おかしなところがありますね。

ベッド柵が全くありません。

これでは、落ちて当たり前ですよね。

ベッド柵を両側に付けましょう。

次に、ベッドの高さがちょっと気になりますね。

ちょっと、高い感じがするのは気のせいかな?

転落する危険性がある方ならなおのこと、

もう少しベッドの高さを低くするべきです。

落ちた時の衝撃を少しでも緩和させるため。

また、ベッドの頭側が上がっていますね。

これは、要介護者が上げたのか?

介助者が上げたのか?

どちらでしょうか?

要介護者が上げた場合は、

操作するリモコンを手が届かないところに遠ざける

などの対策が必要でしょう。

転倒して、どこを打ったのか分からない状態とのこと。

ならば、すぐに身体を動かしたりすると逆に危ない場合があります。

骨折をしていたりした場合は、

動かすと症状が悪化したりすることがあるためです。

ですので、まずは痛みの確認などをして

動かしても大丈夫な状況かどうかを判断しましょう。

不安な場合などは、看護師さんに連絡を取りましょう。

要介護者に突き飛ばされて、怪我をされたとのこと。

男の方で、力があったからと言っても、所詮は高齢者だし。

流石に、突き飛ばされて転倒することはなくない?

転倒した直後だし。

でも、そう言った可能性が0とは言えないわけで。

それが起こったと仮定しよう。

そしたら、労災を適用しましょう。

興奮状態になり、暴行行為に及んだことになりますので、

医者から興奮状態を和らげる薬を出してもらうようにと、

看護師さんに相談してみてはどうでしょうか?

 

病院に行くことになり、付き添いをすることになったとのこと。

ですが、一介護職員がそこまでするもんでしょうか?

それって、看護師さんの仕事じゃない?

事故が起こったら、看護師さんに報告しますよね。

夜で看護師さんがいない状態だとしても、

病院に行かなければいけない状態ならば、

(病院に連れて行くかどうかを判断するのも看護師さんだから)

看護師さんに連絡して、看護師さんが付き添うことになるはずです。

看護師さんが家に帰っている場合は、

看護師さんが病院に到着するまで付き添うことになりますが。

またそういった場合でも、

家族様に連絡して家族様にも来て頂くため、

家族様が来たら、そこでバトンタッチとなります。

最後まで、付き添うなんてのは稀です。

 

身体はくたくたになり、休みの日は身体を休めるだけ。

楽しいことを探す余裕もない。

別に、YouTube を見てるだけとかでも良いんだよ。

それだったら、別に体力とか使わないし。

 

誰よりも転んで、誰よりも泣いて、

誰よりも君は立ち上がってきた。

誰かは知っているよ。

誰よりも君が、一番輝いている瞬間を。

いつだって、物語の主人公が立ち上がる限り、

物語は続くんだ。