こんにちは。
ブログを開設したばかりで、まだ2番目の記事である。
そんな状態で今回の事件を取り上げるのは不適切なのかもしれない。
でも、こういった事件は今までにもいくつも起こっている。
なぜ、なくならないのか。
DVや児童虐待と同じである。
ずっと一緒に同じ場所で生活していると相手に対してイラつくことはあるだろう。
人間なのだから、この人と合う・合わないというのはある。
だけど、手を出した時点で終わりである。
どんな理由があったとしても、手を出してはいけない。
接客業でもあるように、相手の態度などに頭が来ることはあるだろう。
感情的になってしまうことはあるだろう。
それでも、仕事だから投げ出せない。
投げ出したいけど、どうにかやり過ごさなければいけない。
そういった時にどう対応すればいいのかは永遠の課題だ。
一般的に言われているのは、深呼吸して一旦落ち着くこと。
僕も、介護の仕事をしていて感情的にイラッと来たことは何度もある。
そういう時こそ、一旦深呼吸して落ち着こう。
冷静になろう。
手を出したとこで、問題は解決するわけではないのだから。
今回の事件に話を戻そう。
”転んだり、けがをするという事故を100%防ぐことは出来ない”
という発言があった。
確かに、完全に防ぐことは難しい。
だからと言って、何も対策をしないでいい理由にはならない。
100%防ぐことは難しいが、100%から1%でも確率を減らすことは可能なはずである。
交通事故と同じような感じである。
対策をすることで、少しでも被害を減らすことは出来る。
どんなに対策をしたところで、なかなか効果がない時もあるけれど。
でも、そういった対策をしているということが大事なのである。
何も対策を取らなければ、なぜ取らなかったと責められてしまうのだから。
とある女性の胸に内出血の痕があったそうだ。
警察は介護で出来たものではないと判断したそうだ。
この見解には僕も同意する。
"ベッドの柵にぶつけた” と言っても、
腕や足ならば分かる。
そういった事例はいくつもある。
僕のところでも、ベッド柵にぶつけて腕に内出血痕がある人がいる。
その人は、自身で動いた時にぶつけてしまった。
でも、僕たち職員が介助している時にも起こる時はある。
高齢者の皮膚や骨はとても脆くなっている。
僕たちがほんのそれだけで? と思うレベルでもなるほどとても脆い。
だから、慎重に僕たちは介助している。
それでも、どうしてもなってしまう時もある。
しかし、胸という部位ではどうだろうか?
その女性は、オムツを装着していたんだよね?
ということは、全介助(全ての動作に誰かの介助がいる状態)の状態かな?
全介助ではないとしても、筋力低下がある程度以上あるということだよね。
つまり、自分でなんでも自由に動ける状態ではないということ。
自分で動けたとしても、ある程度までということ。
そういう状態でないとオムツは装着しないはず。
特に、事件が起きたのは日中だ。
日中もオムツを装着していた。
危ないから、夜だけオムツを装着するという場合もあるけど、
日中もということであれば、自身ではもうほとんど動けないということ。
そんな状態の人が、ベッド柵に自身で胸に当ててしまった
ということが考えられるだろうか?
全介助の状態であったとしても、(職員が全て介助していたとしても)
胸にベッド柵が当たるという状況にはならないはず。
だから、警察の判断は正しいはずである。
もっとも、今回の事件でもカメラの映像があるらしい。
特に個人1人1人の個室になっている場合には、
防犯カメラを設置しているケースも多いはず。
職員が見ていない時に転倒した時に活用される。
どのように、転倒してしまったのか。
それを録画映像から分析して、今後の対策に役立てる。
そのために、設置している。
だから異変がなかった時から探していけば、
いつどうやってなったのか分かるはずである。
例え、そういったカメラが設置されていないとしても、
日にちごと、時間帯ごとでいる職員は違うわけだから、
すぐに誰の仕業かは特定出来るのだ。
そういった状況でよく犯行が出来るね。
いろいろと思うことはあったんだろうけど、
どうして、ブレーキが効かなかったか。
一度、深呼吸して落ち着こう。
冷静になろう。
そうやって、少しでもなくしていこうよ。
こういうことは。