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僕が介護という世界で働くようになった理由

こんにちは。

 

花粉のシーズンが到来してきましたね。

皆さんは、大丈夫でしょうか?

僕はアレルギー性鼻炎で鼻が詰まったり、鼻水が出やすくなるパターンです。

そんな状態ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

今回はこの話です。

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僕が介護という世界で働くようになった理由です。

 

時は、高校卒業後になります。

とある企業に就職します。

いわゆる SE と言われる仕事とかをする IT 系の企業です。

自宅からそこまで遠くなく、IT系の企業だったのでそこにしました。

工業高校の情報科を卒業して、そういう系統の仕事をしたかったからです。

 

でも待っていたのは予想と違う現実でした。

コミュ障だったので、喋らずにパソコンをパチパチしてればいい

とも思っていた。

でも、実際は違った。

まずは、残業の日々だ。

3か月の研修期間中でも定時に帰れたことは一度もなかった。

午前9時から午後6時までが勤務時間のはずだった。

でも、新入社員は出社時間よりも前に出社して会社内を清掃しなければいけない

という掟があった。

なので、午前7時半くらいから出社していた。

勤務時間が始まると、電話対応という仕事も追加される。

事務の人達はいる。

でも、それとは別に僕たちが働いている開発部に

直接、電話がかかってくることがある。

社外で働いている同じ会社の人達や取引先の会社の方達などからだ。

そういった電話を取るのも新入社員の仕事だった。

すぐに電話を取ることが出来ず、何回もコールが鳴っていても

基本的に新入社員以外の人が電話を取ってくれることはない。

電話が重なって取れない時も。

そういう時に機転を聞かせて変わりに応対してくれた人もいたが、

基本的には新入社員がやれという雰囲気である。

 

勤務時間中は、何回も休憩を取ることは出来た。

好きな時に好きなだけ抜けることが出来た。

コーヒーとお茶を好きなだけ飲むことが出来た。

それらを用意するのも僕ら新入社員の仕事だが。

(途中で切れたら補充するのも僕ら新入社員の仕事)

 

たまに、勤務時間中に業務を中断しなければいけない時がある。

上司から指導が入る場合だ。

ただ、自分が関係ない場合でも呼び出されるのだ。

新入社員全員が呼び出され、注意・指導が入るわけだが、

上司が新入社員Bに問題のある行動で新入社員Aに迷惑をかけたから謝れ

という説教をしたりする場面をどういった心境で見ていればいいというのだ。

なぜ、当事者だけを呼ばずに関係ない人まで呼び出すのか。

勤務時間中で、やらなければいけない業務があるわけで。

 

研修期間中は、定時を少し過ぎるぐらいで仕事は終わった。

でも、後片付け(休憩所にあるコーヒーなどの飲み物の後片付けなど)があるため

帰れたのは午後7時半ぐらいになる。

それでも、マシだった。

 

研修期間が終わり、本番に突入すると定時という概念はなくなる。

毎日、午後8時ぐらいまで残業である。

1時間の昼休みは一応設定されているが、業務を少しでも終わらすために

昼休みをせずに働いている人達も多い。

昼ごはんを食べながら業務をしているのである。

僕は、そういうの無理なのできちんと休憩していたが。

 

仕事が午後8時ぐらいに終わったとしよう。

後片付けなどの雑務も終わっているとしよう。

それでも、そのまま帰れない日が週1ぐらいである。

上司から飲み会に誘われるのである。

いざ、仕事が終わり帰ろうとした時によし、今から行くぞと連行されるのである。

拒否権はない。発動されれば、付き合うしかないのである。

お金は全額奢ってはくれる。

だから、好きなものを好きなだけ食べることは出来る。

ただ、飲み会が終わり家に帰れるのは日付が変わる頃である。

それが、翌日も普通に仕事がある平日の水曜日とかにである。

 

飲み会に連行されなくても、残業が長引く時がある。

僕はなかったが、朝が来るまで仕事をしていた新入社員もいた。

忙しい時期には、朝帰りする人達もいるのが当たり前の世界なのだ。

 

そういった環境で、まともな心身状態で働けるだろうか?

精神を病んで辞めていった同期の新入社員もいた。

そういった世界なのだ。

とある噂では部長となにかあったそうだが、真相は謎である。

部長自身、「自分は悪かったと思っている。」とか意味深な発言をしていたので

余計に何があったのか気になって落ち着かなかったが。

 

もう一つのギャップは、会議の多さである。

電話対応はまだ予想の範囲内ともいえる。

問題は、会議の多さである。

プログラマーって聞くと、パソコンをパチパチしてればいいと思うじゃない?

でも、実際は違う。

会議をする時が多いのだ。

 

クライアントから仕事をもらってくる。

どのようなものを望んでいるのか、どのようなものを作っていくのか。

作っていく内に問題が発生したりする時もある。

進捗状況を共有するのも大事である。

会議という場で、自分が発言する機会や時間は意外と多いのである。

コミュ障にとっては意外と辛いのである。

 

これらの要因が重なり、心身状態に影響が出てくる。

今後もこの業界で働いていくのは無理だろうな。

そう悟った。

だから、転職することにした。

 

辞めたのは、就職した年の12月頃である。

ちょうど、リーマンショックが起きていた頃である。

 

なので、ハローワークに行ってもなかなか求人はない状況である。

親からは早く働けと圧力がかかる。

そこで、目を付けたのが介護という世界である。

もう介護ぐらいしか求人がない状態である。

だから、手っ取り早くそこにした。

また不景気になる時がいつ来るのかは分からない。

そんな時のために、不景気に強い職種の職歴があると生きてくると思ったからだ。

でも、介護という世界で働くには資格が必要である。

そんな資格は僕にはない。

 

そんな時である。

僕の知り合いの知り合いに、とある介護施設の施設長と知り合いの人がいた。

その人の伝手で面談に持っていき、その介護施設でアルバイトすることになった。

介護補助という仕事である。

原則介護という仕事は資格がないと出来ない。

でも、中にはいわゆる雑務という仕事がある。

施設内を清掃したり、洗濯物を洗濯したり、食器類を洗ったりという

俗に言う家事とかの類の仕事だ。

そういった雑務もあるのだ。

そして、そういう雑務が意外と現場では負担になっていたりしていたのだ。

介護の仕事が大変で雑務の方まで忙しくて手が回っていない状態だったのだ。

雑務だけならば、特に資格とかはなくても出来る仕事である。

なので、そういった雑務業務専門でまずは入ることになった。

 

そうして、いざ働いてみる。

そうすると、現場からは好評であった。

仕事量が減って楽になったと好評だったのだ。

そうして以降、介護補助という役回りが僕の施設で常設されるようになった。

僕以降で介護補助の仕事に就いた人が数人いる。

その人達の先駆者となったわけだ。

 

介護補助として働くようになってからしばらく月日は経ったある日、

資格を取ることを決意する。

介護補助として仕事をしていても、

介護の仕事が必要になってくる場面がいくつかあったからだ。

人手が足らなくて、一時的に見守りしていてほしいと頼まれる時があったりしたのだ。

なので資格を取れば、仕事の幅が広がることになる。

ということで、ホームヘルパー2級という資格を取る。

約9万円ほど費用が必要だったけど、なんとか交渉して半分ほど援助してもらえた。

この資格は誰でも取れる。

今は介護職員初任者研修という名称になっている。

取得するならニチイ学館をお勧めする。

僕の職場でも、ニチイから就職してきたという人が多くいたからだ。

https://www.e-nichii.net/campaign/kaigo_syoninsyatanki2019/?cid=LS_GGL_GEN_KAIGO_ls_ma_ggl_kw_04190206_1945&gclid=Cj0KCQiAh9njBRCYARIsALJhQkFE4Jxp9_QqnJZP_Tf7_7fo78dcjZqVG_fkg6zO_GYyr-wLUAZecisaAgOiEALw_wcB

 

その資格を取ってしばらく月日が経ったある日、僕は現場で働くようになる。

人手が足りなくなったから。

そうして経験を積んでいき、介護福祉士という国家資格に挑戦することにする。

前述した介護職員初任者研修は、お金さえ払ってきちんと最後まで受講すれば誰でも取得できる資格だ。

でも、介護福祉士は違う。

国家資格だ。

取得すれば手当も出るし、あった方が就職(転職)しやすくなる。

でも国家資格なので、受験資格というものがある。

www.sssc.or.jp

 

僕は実務経験のみでいける期間内に受験出来た。

今は実務経験と研修が必要になった。

www.sssc.or.jp

 

実務者研修に行かれる方は、隣接する都道府県に受講場所を変えてみるのを検討してみてもいいと思います。

僕もケアマネージャーの教えで、隣接の都道府県で受講した。

受講料が半額で済んで、受講終了までのハードルが地元よりも低かったからだ。

 

今は介護福祉士として現場で働いている。

今年で約8年目となる。

今も同じ介護施設で働いている。

勤務年数だけで見ると、自分もそこそこ上の方に来てしまった。

経験値はまだまだこれからだが。

 

今後は、ケアマネージャーになることも視野に入れてる。

まだしばらくは挑戦する予定はないけど。

 

介護という世界はいろいろと問題があったりする。

でも、僕のところの職場はわりといい感じ。

申請すれば、ほぼ有給休暇も取得できるし。

交代制だから、残業することはほぼない。

あったとしても、1時間未満で終わるし。

賃金以外の労働環境は悪くない。

そこが、前の企業よりもいいところ。

だから、まだしばらくはこのままこの介護施設で働き続ける予定。

平日に休みが取れるのも慣れると意外といい感じ。

土日祝日だとどこも混んでるからね。

 

ということで、以上が僕が介護という世界で働くようになった理由です。

それでは、また。