底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

弱さを見せたっていいじゃない。人間だもの。

こんにちは。

 

梅宮辰夫さんがお亡くなりになりました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

あんまり馴染みがなくても、

なんかしんみりときてしまうのはなんでだろうね?

 

ということで、今回はこちら。

anond.hatelabo.jp

 

僕も今までに何人もの方をお送りしてきました。

死に目に合うことが出来たこともあれば、出来なかったこともある。

出来なかった時の方が多い。

休み明けで出勤してきたら、いなかったということも多々ある。

泣きそうになったことはないけれど、

未だにそういった場面になると、心に来るものはある。

物寂しさといったものだろう。

"ああ、もう居なくなったんだ。もう会えないんだ"って。

 

とある日のこと、仕事中のことである。

その時、一緒にペアで働いていた職員の人から

◯◯さんが亡くなったと聞かされた。

その人は少し前まで、ここで働いていた職員さんだ。

歳を取って、退職した。

それからしばらくしてからのことだった。

僕も、その人からいろいろと教えてもらった。

一瞬、何言ってんだ?と思った。

理解するのに、数秒かかった。

心筋梗塞とのことだった。

今でもその人に教えてもらったことは

大事にきちんと守っている。

優しい方だった。

 

もう一つ別の話をしよう。

とある高齢の女性の方のお話。

その方は、元気な状態で施設にやってきた。

自立と呼ばれる、なんでも一人で出来る状態だった。

綺麗好きで、いつも廊下などを掃除していた。

 

そんなある日、その方が突然倒れる。

脳梗塞だった。

なんとか一命を取り止め、

しばらくして病院から施設に戻ってきた。

だが、状態は大きく変わっていた。

車椅子に乗っており、一人では全く動けない状態。

僕らの声かけなどにも、あんまり反応は出来ない状態。

言葉を発することもほとんど出来ない。

僕らの言葉を理解することも。

 

時々、大声で声にならない叫び声を上げる。

いくら声を掛けたりしたところで、

返ってくる反応はそれだけ。

 

初めのうちは、その声を聞いているだけで

心に来るものがあった。

"なんでこんなことになったの?"

という声にならない声が聞こえる気がした。

病気って怖いな。

一瞬で、人生をがらりと変えてしまうんだ。って。

 

「ずっと頑張ってきたの。それでもこんなにしんどいの。どうして?もう疲れた今日死にたい。今すぐ楽になりたい。わかってるの、みなさんには本当によくしてもらってるの。先生にも、看護師さんにも。けど、もう疲れちゃった。もう何もしたくない。お父さんも、息子も、私に生きてほしいって言うの。でも、もういい。お願いだから楽にして」 

 

僕なら、どう答えるかな?

 

"そうだよな。辛いよな。分かった。

少しでも楽にしてもらえるように先生に言ってみるね。"

 

僕は、動きます。

こんな風に。

 

"後悔などあろうはずがありません"

どうすれば、そのような言葉を言えるようになりますか?

イチローさん教えてください。

 

患者さんの前で泣くな。

患者さんが "あっ" って察してしまうこと

がないようにしてっていうことだろう。

 

時には、決壊してしまう時もあるだろう。

でもそれは、決して失格ではない。

”親身になってくれている。”

と患者さんや、親御さんにきっと感謝されるだろう。

 

阿久津 真矢先生も言っている。

"その心、いつまでも持ち続けれるといいわね。" 

という感じのことを。