こんにちは。
大雨への警戒を未だに続けないといけない状態が続いていますね。
止まない雨はないという言葉がありますが、
限度というものがあるよね。
いい加減にして欲しい。
覆水盆に返らずという言葉があるように、
失われたものが全て取り戻せるわけではないんだから。
それでも、僕たちは前に進まないといけない。
歩を止めちゃいけない。
この悲劇を教訓にしないといけない。
なんで、そんなところにそもそも建てたんだと
今になって、言うのは簡単なこと。
当時と今では、技術面でも至っていない面もあったのだから。
確かに、想定以上の大雨となった。
それが、一番の要因だ。
認識が甘かった部分はあっただろう。
詳しい検証は、自治体などがやってくれるが、
今は簡潔に状況を振り返ってみたいと思う。
4日の午前2時ごろより、球磨川の水位が
急激に増した。
そこからは、いっきに水かさが増していき、
あっという間に浸水した。
建物の2階へと避難誘導したが、
全員の避難は間に合わなかった。
ハザードマップでは、10 ~ 20 m の
浸水被害が予想されていた地域だったため、
避難のマニュアルがあり、
(県に避難計画を提出していた)
年に2回の避難訓練を実施していた。
でも、想定以上のスピードで事態が悪化し、
対応出来なかった。
避難計画がきちんとしたものだったかは、
今後の検証にお任せしておくとして、
もっと早めに避難をしていればと
今からだとそういうことを思ったりもするだろう。
それを見てみよう。
3日の午後5時に避難準備情報が発令された。
3日の午後10時20分には、避難勧告が発令された。
避難勧告で、対象の住民は全て避難するべき
レベル4に当たる。
避難準備情報は一段階下のレベル3に当たるが、
高齢者などは、避難を開始するべきとなっている。
(避難に時間がかかるため)
千寿園の場合も、もちろんレベル3の対象に入る。
この時点で避難を開始しておくべきなのである。
ルール上は。
それが、きちんと出来ていただろうか?
球磨川が急速に水かさが増して、
対応が非常に難しくなる4日午前2時頃の
約9時間前に避難準備情報が発令されている。
この情報は、エリアメールや防災無線で
千寿園の職員もすぐに把握出来る状態だったはずだ。
レベル3を甘く見てはいないだろうか?
震度1や震度2ぐらいに。
僕たちでもレベル3になったら、
いつでも避難が出来る状態に
スタンバイしておかなければならない。
ルール上はそうなっているが、
きちんとそれに従っているだろうか?
この機会に一度、総点検してみませんか?
いざとなってからでは、遅いですよ。