底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

カブッキーランドのこどおじ介護士カイトキュンのライフハックブログ

底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

お互いを理解することから始めよう。

こんにちは。

 

世の中には解決が難しい問題というのが、

色々とあったりします。

そんな問題を放置しておくことは

それはそれで問題であっても、

対処が難しいということは多々あります。

 

今回はそんな問題の一つをご紹介します。

 

 

www.nhk.or.jp

 

NHKのハートネットという

Eテレでやっている番組で取り上げられた

とある話題です。

 

この番組は障害者に対する

あれこれとかを考えたりするという

真面目な番組です。

 

その番組で、障害者の性に関する

お悩みについて考えようという

企画があり、視聴者などから

意見を募った中の一つが

上記のものです。

 

正直な感想といたしましては、

真面目ないい番組だと思っていただけに

数あった意見の中から

よりによってこんな意見を取り上げてしまった

番組サイドに失望したというところです。

 

情報を発信するということには、

責任も伴います。

NHKという日本の企業アカウントでも

別格の元国営企業さんが、

このような意見に賛同した

と捉えかねません。

 

改めて、

上記の意見を見て見ましょう。

 

女性障害者が男性ヘルパーや男性看護師から入浴や排泄介助を受けることは、単なる羞恥心の問題ではありません。尊厳の問題です。私は、男性ヘルパーの入浴や排泄介助を受けましたが、一度も「恥ずかしい」という言葉は思い浮かびませんでした。心身共にナイフで、ズタズタにされる感覚でした。性犯罪被害に遭っているのと、感覚は変わりありません。障害のない女性あれば、男性が一緒に浴室やトイレに入ることは、問題視されることを、女性障害者の男性ヘルパーや男性看護師による異性介助に限って、福祉や医療の名目で「福祉ウォッシュ」「医療ウォッシュ」して、女性障害者の尊厳を無視しないで欲しい。

 

異性が身体介助に入ることに

抵抗感がある(強い拒否がある)ということは、

旧ヘルパー3級、現在の介護初任者研修という

介護をしようとする人がまず初めに取る

一番最初の資格の研修事項の中にある

とても初歩的な内容でもあります。

 

もちろん、看護師の方も

専門学校などで必ず

習っていることでもあります。

 

どのように配慮した対応をするべきか

というのを必ず習っています。

 

なので、そういう配慮をすることを

知らないという介護士や看護師の方が

いるはずありませんし、

そう言った配慮をしない方も

いないはずです。

 

医者でも男性の方は多くいます。

医者でも内科などでは、

聴診と言って、胸の音を聞く

といったことをすることが多々あります。

今は服の上からでも出来るようになっていますが、

服をめくってくださいと言われることも

多々あることかと思います。

(その方がより正確な診断が出来るため)

そう言った場合も同様なことになるはずですが、

上記には明記されていません。

実際に、医者のそう言った行為に

抵抗感があるという意見は

あまり聞かない気がするのは

気のせいでしょうか。

 

別の意見でこういったものもありました。

 

介護施設で同じようなことがありましたので、場違いでしたら申し訳ないですがお伝えさせてください。
認知症要介護4の母をショートステイに預けました。
そこで、トイレや入浴介助に強い介護拒否があったと言われ、お話を伺ったところ、男性介護士の時に特に強い拒否があると。
えええ!!!異性がトイレやお風呂の介助をするのですか!!!ググったら禁じられはいないようです。
でも、異性に身体に触れられたり、見られたりする介助に抵抗感が無い人なんているのでしょうか。
うちの母のように、認知症で自分の意思を訴えることができない人でも、拒否をすると言うことは、習慣的に、本能的に、生理的に、嫌だからだと思います。
生まれた時から、何かと男女で分けられています。
その垣根を、障害や高齢者と言う理由で、いきなり無いものにするみたいなのは、人権無視と言うか、あまりに勝手な話ではないかと憤っております。

 

介護の世界でも、このように

女性の方が男性の介助に抵抗感を示すということは

よくあることです。

 

なので、僕の施設でも

出来る限り、そう言った方には

女性の職員が対応に当たるという

対応を取っていますが、

そう言った対応を取るのは

あくまで拒否があってからです。

 

初めからそう言った情報を

提供して頂かない限りは、

最初から男性の職員が

介助に入るということが多々あります。

 

今はスーパーとかで買い物をしても、

レジ袋を欲しいと言わない限りは

レジ袋をくれませんよね。

お店によっては欲しいですか?

って聞いてきてくれないことも多々あります。

それと同じです。

 

今はもうそんな時代じゃなくなったんです。

 

性的マイノリティー者に配慮しようとか、

夫婦別姓を認めろとか、

今はもうそういう時代の流れになってます。

 

今は飛行機の乗務員さんを

キャビンアテンダント(CA)

もしくは、

フライトアテンダント(FA)

と呼びますよね。

スチュワーデスとは呼びません。

 

それと同じように

看護婦さんではなく、看護師さんと呼びますし、

介護士と呼びます。

介護士は前はヘルパーさんと呼んでたかな?)

(今でも、訪問介護士さんをそう呼ぶことはある)

 

生まれた時から男女に分かれていた

という時代ではもうありません。

トイレでさえ、ジェンダーレストイレ

というものさえ出てきています。

 

だからと言って、

抵抗感を感じなくなれ

というのは無理ですよね。

生理的に無理という言葉があるように、

どうしたって、感じてしまうものです。

 

ですから、配慮が必要なのですが、

そうして当然という考え方は

どうでしょうか。

 

お客様は神様という言葉を

いう人がいますが、

顧客なら何をしてもいい

ということにはなりません。

 

スシローでぺろぺろしたりとか、

コンビニのおでんをツンツンしたりとか。

お金を払ったんだからいいだろう

という考え方は通用しませんよね。

 

トランプさんみたいに、

分断を煽るようなことは

やめませんか。

こういうことに繋がりかねませんよ。

anond.hatelabo.jp