底辺男性介護士カイトキュンのライフハックブログ

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底辺男性介護士のカイトキュンが介護に纏わるあれこれを考えていくサイトです。

見方を変えれば世界は変わる。

こんにちは。

 

信濃の国の貴公子様からリクエストを

頂いたので、今回はそれに答えていこうと思います。

 

un88.hatenablog.com

 

このブログでは

随時リクエストなどを

募集していますので、

いつでもお気軽にどうぞ。

 

今回彼から紹介されたのは、

エッセンシャルワーカーの給料が

低いのはなぁぜ、なぁぜ?

っていう動画になります。

 

個人のための努力を重視して

集団のための仕事を市場は評価しないから

というのを理由として挙げています。

 

まあ、ひとまずこの考え方は

置いておいて、

 

育児や介護のような仕事は

サービスを受ける乳幼児や老人は

金を稼げないから儲からない

(ビジネスとして成り立たない)

 

と言う主張から見ていきましょう。

 

確かにお金を払わないと

サービスを利用することは出来ませんが、

乳幼児でも生活保護を受けている

老人であっても育児や介護のサービスを

受けることは出来ます。

 

なぜなら、乳幼児の親や

老人の家族達などが

お金を代わりに払ってくれているからです。

例え、生活保護を受けていて

代わりに養ってあげれる老人の家族達が

いなくても自治体が代わりに

お金を払うと言うことで

サービスを受けることは可能となっています。

(利用出来るサービスに制限はあるけれど)

 

それと同じように

障害者の方でも自治体が費用を負担してくれる

おかげで無料や安い値段で、

サービスを受けることが出来ます。

 

なので、金を稼げない人の需要と

サービスが儲かるかどうかには

関係性があるとは言い切れません。

 

育児の分野では西松屋さん、

介護の世界ではライフリーさん

など実際に儲かっている会社もありますので、

その理論ではこれらとの違いを

明確に説明できないのではないでしょうか。

 

また、土木業などの他の業種が

他業種よりも給料が安い理由も

上記の理由だけでは同様に

上手く説明出来ていないと

思います。

 

さらに、エッセンシャルワーカーには

お医者様や看護師さんなども

入っているわけですが、

これらの業種は介護士でも同じように

勤めている勤務先の会社体系で

給料が全然違って来ます。

介護士だと病院系や

特養系が高く

デイサービスなどが

低くなると言う傾向があります。

月10万以上違ってきたりとかザラにあります。

 

介護士なら一般の人に

イメージを聞いても

給料が低いと言うのを

挙げるかと思いますが、

お医者様や看護師の方では

どうでしょうか?

どれくらいもらっているかは

知りませんけれど、

介護士よりも上であることは確実ですし、

他業種よりも低いと言うイメージは

僕にはありません。

 

まあ、それでも

仕事に見合うだけの給料かと言われると

YES とは言えないレベルでしょう。

 

上記の動画では

最終的にベーシックインカムの方に

話が進んで行っていますが、

ベーシックインカムについては

考えておかなければいけないことがあります。

 

日本の皆保険制度が

使えなくなり、

アメリカのような感じになると言うことです。

病院に行ったら

日本では1~3割だけの負担で

済んでいますが

アメリカでは10割となります。

入院したり手術したりとなると

普通に数千万とか数億とか行ったりするわけです。

なので、その負担を抑えるためには

保険に入らないといけません。

でも、保険に入るとなると

元気ピンピンな間で一歳病院などに

行っていない間でもある程度以上の

保険料を払い続けないといけない

と言うことにはなります。

 

日本でも来月からそう言うふうになりますよって

なったら皆さんはどう思いますか?

 

日本でも健康保険料というのを

毎月払っていますが、

会社に勤めている人ならば

会社側が半分負担してくれています。

 

会社を辞めて国民健康保険料を

払えと催促状が来たらその金額に

びっくりすると思います。

会社を辞めた瞬間に10割負担になるからです。

 

ベーシックインカムにすることで

いいこともあるんですけれど、

僕らが慣れ親しんでいる

皆保険制度が使えなくなるとなると

嫌だという人も出てくるはずです。

 

実際に今、コロナが5類になったことで

PCR 検査が有料となっています。

PCR の陰性証明が必要なくなった今、

その有料のPCR検査を受けている人が

どれだけいるでしょうか。

受けたいという人がどれだけいるでしょうか。

 

介護職などの給料が低い原因の一つに

公共性があると思っています。

他の業種ならば、赤字のサービスは

とっとと廃止なりしてしまう

ということが簡単に出来てしまいますが、

公共サービスではそれを簡単には出来ません。

採算が合わなくても、

赤字を補填しながら、

事業を縮小したりでもしながら

なんとか事業を継続していかないと

いけないという使命があります。

 

電気や水道などのインフラが

いきなり使えなくなったら

凄く困りますよね。

生活出来なくなりますよね。

国民の生活を維持していく

というためには

それらの公共サービスは

ある程度採算が合わなくても

やらないといけないという

状態になっているのです。

 

なので、他業種よりも

収益が上がりにくいのです。

よって、給料が低くなるという

傾向になってしまうのです。

 

採算が合う程度になるまで、

料金を上げればその事態は

解決するでしょうが、

公共サービスなので、

そう簡単に値上げもしにくいのです。

 

そもそも、日本では

消費者の心理として

値上げをとても気にします。

物価高が続いている今でさえ、

採算が合う程度までの値上げが

出来ているところなんて

ほとんどありません。

内容量を減らして価格を据え置く

という嫌な戦略が

横行しているのが現状です。

 

岸田首相も言っているように、

価格転化がきちんと行われ、

給料もそれに見合って上がる

というような正常な状態になれば

問題は改善すると思われます。

 

まあ、それが上手く行っていないから

今もまだ改善していないわけなんですが。

 

色々とあるベーシックインカムですが、

実際にやってみたらどうなるか

という興味がないわけではありません。

日本では維新の会が

唯一、推進の立場を取っていますので、

皆さんも興味がありましたら

調べてみるなりしてみてはいかがでしょうか。

 

大阪都構想とか道州制と言ったものも

日本維新の会では賛成の立場を取っていますよ。